Altium Designerのコンポーネントの反転および回転に役立つヒントと回路図機能

Altium Designerのコンポーネントの反転と回転のスクリーンショット

 

設計技術者は、やらなければならないことが多数あるため、CADツールの実践的な知識を深めるために多くの時間を費やさなかったとしても驚くことではありません。回路図シートの部品を入手して接続できる限り、通常はそれで十分です。ですが、問題は、アルティウムがお勧めするツールについてより深く習得していないため、生産性を著しく向上できる機能を活用できていないことでしょう。

 

例えば、コンポーネントの回転について考えてみます。ツールにあまり時間を割かない場合、部品を回転するために行うべきことを知らない、あるいは忘れている可能性があります。コンポーネントを回転しなかったため、全面にネットを描いたユーザを見たことがあります。あるいは、メニューコマンドでコンポーネントを回転する方法を知っていても、ショートカットを知らないため、メニューによる操作をあまりに面倒に感じ、この機能を使用しないユーザがいるかもしれません。

 

このような点から、アルティウムがお手伝いできるかどうか検討してみましょう。このブログでは、Altium Designerの回路図にコンポーネントを配置するためのより基本的な機能とそのショートカットについて解説します。このような機能があることを知らない、忘れている、ショートカットを知らないなどの理由で機能を十防にご利用できていない方は、ぜひお役立てください。

回路図およびシンボルの機能について

Altium Designerで既にプロジェクトを作成し、回路図オブジェクトを追加したと仮定しましょう。サイズやグリッド、ユーザ設定についても、既に回路図の設定が完了しているはずです。次のステップは、使用するコンポーネントを検索して見つけられるよう、ライブラリを追加することです。

 

これらは全て、回路図を設定して使用するための基本ステップです。Altium Designerは、手動および自動でシンボルを作成する機能も提供します。シンボルは、単一の部品シンボルとしても複数の部品シンボルとしても作成できます。また、追加されたライブラリやオンラインサービスを通じて接続したライブラリからコンポーネントを配置する機能もあります。これらの作業を全て完了すると、いよいよ設計上でコンポーネントの操作を始められるようになります。

回路図へのコンポーネントの配置

コンポーネントを配置する場合は、[Explorer] パネルまたは [Libraries] パネルから作業します。[Explorer] パネルを使用すると、オンラインの外部ライブラリに接続し、部品を検索することができます。[Explorer] パネルでの作業中、パネル内の部品をマウスの左ボタンを押したまま、回路図シートにドラッグすることができます。また、下図のように、必要な部品を右クリックして [Place] を選択することもできます。

 

Altium Designerでコンポーネントを右クリックで反転および回転するスクリーンショット

Altium Designerで、回路図に配置するコンポーネントを選択する操作

 

[Libraries] パネルで作業する場合は、設計に追加したライブラリを操作します。この [Libraries] パネルの部品をドラッグアンドドロップするか、部品を右クリックして、[Place] を選択します。また、パネルで部品を選択してパネル上部の [Place] ボタンをクリックするか、部品をダブルクリックすることもできます。これらの操作のいずれを行った場合も、部品がカーソルの動きに合わせて移動するため、設計内の任意の位置に部品を配置できます(下図を参照)。

 

Altium Designerのコンポーネントの反転と回転のコンポーネント配置のスクリーンショット

カーソルの動きに合わせたコンポーネントの移動と配置

 

部品がカーソルの動きに合わせて移動しているときでも、<Tab>キーを押して部品のプロパティを編集できます。これにより、下図で新しいデジグネータを入力しているように、値を変更できます。プロパティの編集中、<Enter>キーを押してプロパティ変更を確定するまで、その部品の配置は一時停止します。

 

Altium Designerでのコンポーネントの反転と回転のプロパティ変更のスクリーンショット

デジグネータプロパティの値の変更

 

部品の位置が決まったら、マウスボタンをクリックするか、<Enter>キーを押して、部品をシートに配置します。

Altium Designer回路図のコンポーネントの選択

シートへの部品の配置後、プロパティの変更やその他の編集などの操作を行うため、部品の選択が必要になる場合があります。部品を選択するには、部品の内側を左クリックします。部品を囲む長方形を描くようにドラッグします。ただし、長方形をドラッグする方法では、オブジェクトを選択する2通りの方法があります。

 

左から右にドラッグすると、長方形に完全に囲まれたアイテムのみが選択されます。右から左にドラッグすると、長方形に接するオブジェクトが全て選択されます。

 

この方法は、部品のデジグネータを選択して編集する際に非常に便利です。左から右に長方形をドラッグすると、デジグネータが完全に囲まれても、部品のその他の部分は完全には含まれません。同じ長方形を右から左にドラッグすると、部品全体が選択されます。

回路図シートでのコンポーネントの移動

既に配置されている部品は、次の方法で移動できます。

  • 下図のように、[Edit] ≫ [Move] ≫ [Move] プルダウンメニューを選択し、次に部品をクリックしてカーソル上に置きます。
  • <M>キーを2回押して同じコマンド([Move] ≫ [Move])を実行し、部品をクリックしてカーソル上に置きます。
  • 部品にマウスを重ね、左ボタンを押したまま部品をカーソル上に置きます。マウスボタンを離すと、部品がその位置に配置されます。

 

Altium Designerでのコンポーネントの反転と回転の部品移動のスクリーンショット

配置済みのコンポーネントの移動

 

Altium Designerでコンポーネントを回転する方法

既に配置されている部品は、次の方法で回転できます。

  • [Edit] ≫ [Move] ≫ [Rotate Selection] または [Rotate Selection Clockwise] プルダウンメニューを選択し、部品をクリックして回転します。
  • <M>+スペースバーまたは<M>+<Shift>キーの組み合せを押して同じコマンドを実行し、部品をクリックします。
  • 配置中に部品がマウスに合わせて移動している状態で次の操作を行うと、最も簡単に部品を回転できます。移動コマンドを実行し、次に部品を選択します。部品がカーソルの動きに合わせて移動するようになったら、スペースバーまたは<Shift>+スペースバーを押して、部品を左右いずれかの方向に回転します(下図を参照)。

 

Altium Designerのコンポーネントの反転と回転のコンポーネント回転のスクリーンショット

回路図のコンポーネントの回転

 

Altium Designerでのコンポーネントの反転とその他の変更

回転コマンドと同様、メニューから選択してコンポーネントを反転することができます。最も簡単に反転する方法として、部品がカーソルの動きに合わせて移動しているときに<X>または<Y>キーを押します。これにより、部品を横方向または縦方向に反転できます。

 

説明したこれらのコマンドは全て、複数部品に対しても同様に実行できます。例えば、部品グループを選択して移動できます。部品グループがカーソル上にある状態で<X>または<Y>キーを使用して、下図のように反転することができます。

 

Altium Designerでのコンポーネントの反転と回転のコンポーネント反転のスクリーンショット

配置済みのコンポーネント群の反転

 

Altium Designer回路図の部品のコピー

時間節約に大いに役立つAltium Designerの他の機能に部品のコピーがあります。抵抗やコンデンサなど、設計に既に配置されている部品を選択し、コピーアンドペーストで同じ部品の別のインスタンスを作成できます。部品を選択して、編集メニューの [Copy] および [Paste] コマンドを実行します。さらに時間を節約できる方法として、他のアプリケーションと同様、<Ctrl>+<C> および<Ctrl>+<V>のキーボードショートカットによる一般的なコピーアンドペーストを使うこともできます。

 

アルティウムは、生産性向上に役立つ多数のショートカットを提供しています。ご覧のとおり、ここで説明したショートカットを使用すると、回路図のコンポーネントを、円滑にすばやく操作できます。ショートカットのパターンを習得すると、通常のメニューを使った操作にかかる多くの時間を節約できます。必要なのはショートカットを使うことだけです。

 

アルティウムでは、設計者が使用できる最も効率的なPCB設計ソフトウェアにすべくAltium Designerを強化、改善してきた実績があります。Altium Designerが回路設計の迅速化と効率化にどのように役立つかについて詳しくお知りになりたい方は、アルティウムのエキスパートにお問い合わせください。

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